・ご自身がADHDで勉強に困っている方
・勉強できるようになりたい方
指導歴8年のプロ家庭教師。
最近は、オンライン授業で全国各地の学生を対象に指導しています。
Youtubeでも解説しています↓
本業はプロのオンライン家庭教師です。
ADHDのお子さんを指導することがあるのですが、生徒さんより親御さんが悩んでいるケースが圧倒的に多いんですよね。
家庭教師の使命は、生徒さんだけではなく親御さんの悩みを解決すること。
一人でも多くのママ・パパの悩みを解決できればと思い、執筆しました。
もちろん、大人の方も使える勉強法です。「勉強できるようになりたい」という社会人の方も、ぜひ参考にしてみてください。
ここ数回に渡り、ADHDの方におすすめの勉強法を紹介しています。興味ある方は合わせてコチラもどうぞ。
目次・概要
ADHDで勉強できる子の特徴
結論から述べると、ADHDで勉強できる子は、衝動性をコントロールする工夫をしています。
どういうことか。詳しく見ていきましょう。
衝動性とは
個人差はありますが、ADHDの子は一般的に衝動性が高い傾向があります。
衝動性というのは、思いついたことを口に出してしまったり、行動してしまう特性のことです。
- 思いついたことを口に出してしまう
- カッとなって大声を出してしまう
こういった特徴があります。
ただ、ADHDだけど勉強できる子は、衝動性をコントロールする工夫が上手いんですよね。
ポイントは「コントロールが上手い」のではなく、「コントロールする工夫が上手い」というところ。
衝動性のコントロールが重要
衝動性は、活かし方によっては強みにも弱みにもなります。
衝動性が強みになるパターン
たとえば、お子さんがテレビでサッカーワールドカップを見ていたとしましょう。
「自分も、あんなプレイができるようになりたい」と思い、衝動的にサッカーを始めたとします。
新しいことにチャレンジすることで、自分の才能に気づけたり、体力や筋力が強化されて、別のスポーツに活きることもあります。
このようなパターンは、衝動性が強みになる事例と言えるでしょう。
衝動性が弱みになるパターン
一方で、衝動性が弱みになる場合もあります。
例えば、高校受験に向けて勉強をしているとしましょう。
衝動性が高いと「とりあえず、一年生の範囲から順番にやろう!」といった、誤った判断をしかねないわけです。
入試ではあまり出ない分野に時間がかかり、頻出の3年生の分野に手が回らなくなってしまう…。こんな恐れがあるんですね。
「ここは重要だから先にやろう」といったように、衝動性をコントロールして、冷静な判断ができると点数アップが望めるわけです。
「勉強ができないよー」という子は、こういったケースがよくあるので、しっかり対策しておきたいところ。
ADHDの人が勉強できるようになるためには
衝動性をどのようにコントロールすれば、勉強できるようになるのでしょうか。
暗記カード
衝動性のコントロール方法はいくつかあります。
今回ご紹介するのは、暗記カードを使った衝動性コントロール術です。
「衝動性をコントロールするのに暗記カードを使うの!?」と疑問に思われるかもしれません。
そうなんです。暗記カードを使うんです。といっても、暗記するためには使いません。
以前に、マルチタスク対策の回でも書きましたが、目の前のタスク(=勉強)に集中するために使います。
(「マルチタスクが苦手で困っている…」という社会人の方はこちらをどうぞ)
やり方は簡単です。ぜひやってみてください。
1.暗記カードに勉強内容を記入する
暗記カードに「数学 過去問P25」「歴史 一問一答P56」といった、テキスト名&ページを書きます。
2.リングに戻す
テキスト名&ページを記入したら、優先順位の高いものが一番上に来るよう、リングに戻します。
3.タスクを実行する
あとは、目の前に表示された勉強を実行するだけ。
簡単ですよね。
「うちの子に、勉強できるようになってほしい」とか「自分が勉強できるようになりたい」という方は、ぜひやってみてほしいです。
ちなみに、暗記カードは何を使ってもOK。
「オシャレな暗記カードで勉強のモチベーションを上げたい!」という方は、こういうカラフルなやつもいいかも。
「シンプルなデザインが好き!」という方は、こういうのでOK。
暗記カードで衝動性コントロールできる理由
事前に勉強内容をカードに書き出すことで、自分の行動を客観視できます。
つまり、自分のこれから行う行動に対し、冷静に見つめ直す機会が与えられるわけです。
「1年生の方程式はできているから、やらなくていいな。それよりも3年生の二次関数が苦手だから、対策しよう」といった感じ。
見切り発車で勉強するのを未然に防止してくれるわけです。
ちなみに、見切り発車で勉強するのは、地図を確認しないで車を運転するのと同じです。
「なんとなくこっちで合っているだろう」と思ってテキトーに運転していると、遠回りしてしまうことあるじゃないですか。
勉強も同じで、衝動的に進めてしまうと、受験や定期テストに出ないところをムダに勉強してしまうことがあります。
そうならないために、衝動性のコントロールは欠かせないわけです。
暗記カードで集中力もUP
また、目の前に表示されているタスク一つに専念できるので、集中力が持続しやすくなります。
「英単語の勉強も、漢字の勉強もしなきゃいけない」と考えながら数学の勉強をしても、目の前の数学に集中できていないじゃないですか。
でも、暗記カードに「数学の学校ワークP31」と書かれていたら、「あ、今は数学の勉強をしているんだった」と気づけるわけです。
つまり、数学に集中し直すことができるわけです。
僕も実践していますが、効果バツグンです。衝動性のコントロール&集中力UPできるのでオススメ。
勉強が苦手な子へのサポート
基本は、上記の方法を試してくれればOKです。
ただ、中には「私の口から伝えても、子どもが勉強してくれない…」という方もいらっしゃると思います。
そんなときは、プロ家庭教師の僕が、お母さんに代わって、お子さんにアドバイスします。
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親御さん&お子さんの悩みを一つでも解決できれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。
したっけねー。