・ADHDの疑いがあって、不安を感じている社会人の方
・原因はよくわからないけど、何度も転職を繰り返している方
サラリーマン時代、30連勤&月350時間労働という、ウルトラ多忙な生活を経験しました。
こういった経験から『時間の節約術』にハマり、仕事・家事・勉強などの面倒ごとを撃退。今では、本業は週休3日で働いています。
Youtubeでも解説しています↓
25歳のときにADHDと診断を受けました。診断を受けたときはショックで、仕事を休んだことを覚えています。
でもその後、ADHDの強みを活かす道を選び、無事に立ち直りました。
今ではフリーランスとして、本業は週休3日で自由気ままに働いています。
過去の自分と同じように、ADHDに悩まされている社会人の方がいるのではと思い、この記事を執筆しました。
目次・概要
ADHDに限らず、転職を繰り返すと○時間も失われる!?
一般的に、転職にかかる期間は、3〜6ヶ月と言われています。
職務経歴書を書いたり、面接練習をしたり、企業研究をしたりと、転職準備にはなにかと時間がかかる…。
仮に3ヶ月間、毎日1時間を転職準備に時間を費やしたとすると、
90日×1時間=90時間
6ヶ月間、毎日1時間を転職準備に時間を費やした場合は、
180日×1時間=180時間
FP3級の取得には30〜100時間、社会福祉士だと150時間くらいの勉強が必要と言われています。
つまり、繰り返されるムダな転職を減らすことができれば、こういった資格を取得できるわけです。
それも、何度も繰り返すとなると、膨大な時間になる。
もちろん、転職自体が悪いと言いたいわけでは決してありません。給料UP・スキルUPを狙えるのであれば、むしろ転職すべき。
ただ、転職後に「こういう仕事は自分に向いてないわ…」「この仕事に興味が沸かん…」となると、また転職を繰り返しかねません。
そういった、しなくて良い転職を回避すべきですよね、というお話です。
ADHDについて理解しよう
1、ADHDって何?
ADHDについて簡単に説明しますね。
ADHDの人は、次の特徴を持っています。
多動性:落ち着きがない
衝動性:思いついたまま行動する
個人差があって、不注意の傾向が強い人もいれば、多動性や衝動性が強い人もいます。
2、やっちまったよ
冒頭で書いたとおり、僕もADHDです。そして、3つの特徴を全てコンプリートしています。
先日、お昼ごはんにキャベツを使ったんですが、4分の1玉が残ったのでラップして野菜室に戻しました。
というか、戻したはずだったんですが、翌日に野菜室を開けてみるとキャベツが消えている。
もしやと思い、冷凍庫を開けてみると中からガチガチに凍ったキャベツが。
冷凍庫から出てきたときには自分でも驚きましたが、キャベツの方もビックリしたことでしょう。
ごめんよ、キャベツ。
ADHDの人が転職を繰り返す理由は?
さて、ここから本題です。
1、マルチタスクが苦手
マルチタスクというのは、複数の作業を同時並行で処理することです。
僕は大学を卒業後、フリーターとして書店員をしていました。レジ打ちしていると、こんなお客さんが来るんですね。
「この本を買いたいんですけど、ポイントをすべて使って、残額はクレジットカードで払います。あと、領収書ください」
マルチタスクが苦手な僕は、頭がパニックになるわけです。
書店員に限らず、社会人の方はマルチタスクをせざるをえない場面が、どうしてもでてきます。
例えば、総務として働いている場合、備品購入や設備管理、電話応対など、さまざまな業務をこなす必要があります。
マルチタスクが苦手なADHDの方は、並行して複数業務を処理するのが苦手な傾向にあるので、こういった仕事がキツイわけです。
(もちろん個人差はありますが)
そのため、「今の仕事向いてないのかなぁ」「転職しようかなぁ」となるわけです。
2、興味のないことに集中できない
ADHDの人は、興味のないことに集中することが苦手なため、注意散漫になりがちです。
例えば、自分は営業に興味があったのに、経理に配属されたとします。
仕事に興味がないから「家に帰ったらNetflixで何を見ようかなぁ。チェンソーマンも見たいけど、スパイファミリーも見たいなぁ」
こんなことがよく起こるわけです。気づいたときには、仕事が全然進んでいない…。
逆に、自分の興味あることや得意なことに対しては、集中力が強く発揮されるんですけどね。
例えるなら、ADHDではない人は時速40〜70kmで走る自動車、ADHDの人は時速10kmか時速100kmで走る自動車。すごい極端。
そのため、興味のない仕事に対しては仕事が全然進まず、仕事が終わらない。しまいには、仕事そのものが嫌になっちゃうんですね。
3、優先順位どおりタスクがこなせない
ADHDの人は、優先順位どおりタスクをこなしていくのが苦手な傾向にあります。
先ほども述べたように、興味あることに関しては集中力が強く、目の前のタスクに集中し過ぎることがあります。
そのため、本来1時間でさらっと終えるべき仕事を、2時間も3時間もかけてしまい、予定が押してしまう。
その結果、優先順位の高い仕事が残ってしまい、残業が続くわけです。
「残業も多いし、仕事に興味持てないし、今の職場嫌だ〜。早くやめたい…」となるわけです。
次回:ADHDが転職を繰り返さないために必要なこと
では、ADHDの人が転職を繰り返さないためにはどうしたら良いのか?
この点については、来週の僕が書きます。
今週の僕は、右手に腱鞘炎の症状が出始めているので、今日はここまで。
ありがとうございました。
したっけね、ばいばい!