【体験談】ADHDが転職を繰り返す理由について解説します

ADHDが転職を繰り返す理由
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【体験談】ADHDが転職を繰り返す理由について解説します!

 

 この記事はこんな方にオススメ
・転職を何度も繰り返しているADHDの方
・ADHDの疑いがあって、不安を感じている社会人の方
・原因はよくわからないけど、何度も転職を繰り返している方

 

 筆者について

サラリーマン時代、30連勤&月350時間労働という、ウルトラ多忙な生活を経験しました。

こういった経験から『時間の節約術』にハマり、仕事・家事・勉強などの面倒ごとを撃退。今では、本業は週休3日で働いています。

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この記事を書いた背景

25歳のときにADHDと診断を受けました。診断を受けたときはショックで、仕事を休んだことを覚えています。

でもその後、ADHDの強みを活かす道を選び、無事に立ち直りました。

今ではフリーランスとして、本業は週休3日で自由気ままに働いています。

過去の自分と同じように、ADHDに悩まされている社会人の方がいるのではと思い、この記事を執筆しました。

ADHDに限らず、転職を繰り返すと○時間も失われる!?

一般的に、転職にかかる期間は、3〜6ヶ月と言われています。

職務経歴書を書いたり、面接練習をしたり、企業研究をしたりと、転職準備にはなにかと時間がかかる…。

仮に3ヶ月間、毎日1時間を転職準備に時間を費やしたとすると、
90日×1時間=90時間

6ヶ月間、毎日1時間を転職準備に時間を費やした場合は、
180日×1時間=180時間

FP3級の取得には30〜100時間、社会福祉士だと150時間くらいの勉強が必要と言われています。

つまり、繰り返されるムダな転職を減らすことができれば、こういった資格を取得できるわけです。

それも、何度も繰り返すとなると、膨大な時間になる。

もちろん、転職自体が悪いと言いたいわけでは決してありません。給料UP・スキルUPを狙えるのであれば、むしろ転職すべき。

ただ、転職後に「こういう仕事は自分に向いてないわ…」「この仕事に興味が沸かん…」となると、また転職を繰り返しかねません。

そういった、しなくて良い転職を回避すべきですよね、というお話です。

ADHDについて理解しよう

1、ADHDって何?

ADHDについて簡単に説明しますね。

ADHDの人は、次の特徴を持っています。

不注意:集中力がない
多動性:落ち着きがない
衝動性:思いついたまま行動する

 

個人差があって、不注意の傾向が強い人もいれば、多動性や衝動性が強い人もいます。

2、やっちまったよ

冒頭で書いたとおり、僕もADHDです。そして、3つの特徴を全てコンプリートしています。

先日、お昼ごはんにキャベツを使ったんですが、4分の1玉が残ったのでラップして野菜室に戻しました。

というか、戻したはずだったんですが、翌日に野菜室を開けてみるとキャベツが消えている。

もしやと思い、冷凍庫を開けてみると中からガチガチに凍ったキャベツが。

冷凍庫から出てきたときには自分でも驚きましたが、キャベツの方もビックリしたことでしょう。

ごめんよ、キャベツ。

ADHDの人が転職を繰り返す理由は?

さて、ここから本題です。

1、マルチタスクが苦手

マルチタスクというのは、複数の作業を同時並行で処理することです。

僕は大学を卒業後、フリーターとして書店員をしていました。レジ打ちしていると、こんなお客さんが来るんですね。

「この本を買いたいんですけど、ポイントをすべて使って、残額はクレジットカードで払います。あと、領収書ください」

マルチタスクが苦手な僕は、頭がパニックになるわけです。

書店員に限らず、社会人の方はマルチタスクをせざるをえない場面が、どうしてもでてきます。

例えば、総務として働いている場合、備品購入や設備管理、電話応対など、さまざまな業務をこなす必要があります。

マルチタスクが苦手なADHDの方は、並行して複数業務を処理するのが苦手な傾向にあるので、こういった仕事がキツイわけです。

(もちろん個人差はありますが)

そのため、「今の仕事向いてないのかなぁ」「転職しようかなぁ」となるわけです。

2、興味のないことに集中できない

ADHDの人は、興味のないことに集中することが苦手なため、注意散漫になりがちです。

例えば、自分は営業に興味があったのに、経理に配属されたとします。

仕事に興味がないから「家に帰ったらNetflixで何を見ようかなぁ。チェンソーマンも見たいけど、スパイファミリーも見たいなぁ」

こんなことがよく起こるわけです。気づいたときには、仕事が全然進んでいない…。

逆に、自分の興味あることや得意なことに対しては、集中力が強く発揮されるんですけどね。

例えるなら、ADHDではない人は時速40〜70kmで走る自動車、ADHDの人は時速10kmか時速100kmで走る自動車。すごい極端。

そのため、興味のない仕事に対しては仕事が全然進まず、仕事が終わらない。しまいには、仕事そのものが嫌になっちゃうんですね。

3、優先順位どおりタスクがこなせない

ADHDの人は、優先順位どおりタスクをこなしていくのが苦手な傾向にあります。

先ほども述べたように、興味あることに関しては集中力が強く、目の前のタスクに集中し過ぎることがあります。

そのため、本来1時間でさらっと終えるべき仕事を、2時間も3時間もかけてしまい、予定が押してしまう。

その結果、優先順位の高い仕事が残ってしまい、残業が続くわけです。

「残業も多いし、仕事に興味持てないし、今の職場嫌だ〜。早くやめたい…」となるわけです。

次回:ADHDが転職を繰り返さないために必要なこと

では、ADHDの人が転職を繰り返さないためにはどうしたら良いのか?

この点については、来週の僕が書きます。

今週の僕は、右手に腱鞘炎の症状が出始めているので、今日はここまで。

ありがとうございました。
したっけね、ばいばい!